GALLERY crossing

栗木義夫

Standing forest

2025年4月12日(土) - 2025年5月4日(日)
GALLERY crossing MAP ↗︎

13:00-17:00
水曜・木曜休業
作家在廊日 4/12
*4/12(土)、13(日)、14(月)は 11:00より開廊

"Untitled", 2024, ceramic, lead, canvas

当ギャラリーではこれまで、1980年代生まれ以降の若手作家を中心に紹介することに注力してきましたが、今、改めて 紹介したい彫刻家・栗木義夫の作品があります。栗木義夫は1950年愛知県瀬戸市の陶芸家の家系に生を受け、日本大学で具象彫刻家・柳原義達のもと彫刻に対する考え方と表現について学びます。時代背景として、もの派や具体美術の影響を受けながらも自身の表現と向き合い続け、鉄と陶を組み合わせた抽象彫刻作品を先駆的に制作。75歳を迎える今日まで、陶による立体、ドローイング、ペインティングなどを手がけ、その活動の全てを通して、日々の制作と生活の中に ある発見や驚き、喜びという、世界の手触りを現そうとしています。栗木の眼差しはいつも新しい答えを求め、ひとつの形式にとどまりません。素材と向き合い、その扱い方を日々思考し、自身の眼差しを更新し続けるように「手で考える」その制作態度からは、造形を通じてこの世界の本質に、自らの手で触れようと手を伸ばすことの根源的欲求が見てとれます。今展「Standing forest」では、”内と外”への思考を深め、作品のほとんどを近・新作で構成しています。2023年ごろから取り組む木炭によるデッサンをはじめ、見えない内部に絵付けが施され、内と外の世界を持つ立体へと展開を見せる彫刻作品、オイルペインティング、日々描かれる手のひらサイズの《small picture》など、幅広い表現を通じて、栗木義夫の手の中のかたち、その豊かな手触りをご高覧ください。

Yoshio KURIKI "Standing forest", Installation view at GALLERY crossing, 2025

Yoshio KURIKI "Standing forest", Installation view at GALLERY crossing, 2025

Yoshio KURIKI "Standing forest", Installation view at GALLERY crossing, 2025

Yoshio KURIKI "Standing forest", Installation view at GALLERY crossing, 2025

"Untitled", 2024, charcoal on paper

"Untitled", 2025, ceramic, lead, canvas

"Untitled", 2025, ceramic, lead, canvas

"Untitled", oil on canvas

"Untitled", oil on canvas

"Untitled", oil on canvas

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